• 2012-10-02

(2009年4月に「高校生のための『超』教養講座」において、公開を始めた人気授業です)

「辺境生物学」入門~地球の端から探る宇宙生命の可能性

広島大学生物生産学部 准教授 長沼 毅

1961年生まれ。筑波大学大学院修了。海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)を経て、94年、広島大学助教授。2002年より現職。専門は生物海洋学・微生物生態学。『深海生物学への招待』『生命の星・エウロパ』など著書多数。

辺境とはすなわち、生物が住みにくい場所。深海や地底の奥深く、火山や極地、砂漠などに棲む生物の研究を通して、「生命はどのように誕生したのか」、その謎に迫ろうという学問です。長沼先生は、「辺境生物学」の第一人者で、世界各地の辺境を訪ね、さまざまな生物を観察・研究してこられました。講義のなかでは、私たちの想像のつかない生物も登場。そして、話は宇宙にまで及びます。果たして、地球以外にも“生命の星”は見つかるのでしょうか。

第1章 辺境生物学って何?

第2章 深海で奇妙な生命に出会った

第3章 辺境のタフな生命たち

第4章 究極の辺境=宇宙に生命を探す