タグ:ロケット
2013-04-12

フロントランナー

宇宙と地上とを安全に結ぶ宇宙エレベーター
SFの世界の乗り物が実現に向け動き出す

日本大学理工学部 教授 青木 義男

1961年4月、ソ連の宇宙飛行士・ガガーリンが初めて宇宙飛行を行いました。以来、半世紀以上が経過したものの、まだ私たちは安全に人やモノを宇宙空間に運べないでいます。宇宙には特別な訓練を受けた人でないと行くことができないし、そもそもロケットには爆発の危険が伴います。しかしいま、宇宙と地上を安全に往復できる“夢の構想”が始動。宇宙ステーションと地上とをケーブルで結び、昇降機が行き来する「宇宙エレベーター」――それはどのようなプランなのか、私たちは気軽に宇宙に行けるようになるのか。日本大学の青木教授に、宇宙エレベーター研究の最前線を聞きました。

2013-01-04

「超教養講座」アーカイブ

スペース・デブリがもたらす脅威~宇宙はゴミであふれている

九州大学工学部 教授 花田 俊也

夜空に輝く星、かっこいいロケット――宇宙開発はロマンに満ちています。しかし、その宇宙開発がいま危機に直面していることは意外と知られていません。原因は「宇宙のゴミ」。それが宇宙開発に深刻な影響を与え始め、このままいけば、将来、ロケットを打ち上げることができなくなるかもしれない、ともいわれています。宇宙開発の将来を左右する重要な問題を、第一線の研究者である九州大学の花田先生がわかりやすく解説します。