• 2014-08-29

フロントランナー42

宇宙にあふれる惑星系
果たして地球以外にも生命は存在するのか

東京工業大学地球生命研究所 教授 井田茂

「系外惑星」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 太陽系の外にある惑星のことで、いまのその研究が急速に進歩しています。実は、太陽系以外にも惑星が存在することが証明されたのは、20年ほど前でした。しかも、発見された多くの惑星は、私たちの想像をはるかに超えた姿をしていた…。

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フロントランナーVol.41

食べるだけで運動したと同様の効果が!?
“梅”果実がもつ驚くべきパワーに迫る

近畿大学生物理工学部 准教授 白木 琢磨

人間は誰しも、健康で元気に、そして美しくありたいと願っています。そのためには、食べるものに気配り適度な運動を行う必要があるのですが、忙しい現代人は偏った食生活や運動不足に陥りがち。とくに運動不足は、中高年とって深刻な問題になっています。そんななか、近畿大学の白木先生は食べるだけ…。

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フロントランナーVol.40

私たちの命と暮らしを守る「緑のダム」
そのメリット・デメリットを考えてみよう

徳島大学工学部 准教授 田村 隆雄

「緑のダム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。森林がもつ洪水被害を減らす力を指し、環境保護や生物多様性、さらには地球温暖化などとも密接に関係することから注目度が高まっています。自然を活かすのだから、地球には優しい。そのため、「人工のダムに替えて」と思われがちですが…。

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フロントランナーVol.39

こうすれば記憶力は高まる!
~脳の仕組みから考える学習法

東京大学薬学部 教授 池谷 裕二

記憶については、まだまだ多くの謎が残されています。たとえば、どれだけ記憶できるのかや、一度つくられた記憶をどのようにして取り出しているのかなども詳しくはわかっていません。東京大学の池谷先生は、脳の研究からそれらの難問に挑む。記憶にかかわる脳の部位・海馬や扁桃体の研究など、世界に先駆けたものも…。

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デジタルキャンパス(講義動画)

ゲノムの国の物語~解き明かされる遺伝情報の流れ

>東北大学工学部准教授 大林 武

IT技術の進歩に伴い、爆発的な勢いで遺伝情報の解析が進んでいます。それらは、どのように活かされようとしているのでしょうか。東北大学工学部の大林准教授にわかりやすく講義してもらいました。遺伝子とゲノムの違いから始まり、遺伝暗号、タンパク質とは何かまで。医療や創薬などの未来像も見えてきます。

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フロントランナーVol.38

目指すはオリンピックの金メダル
町工場がつくるボブスレーで世界に挑む!

下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員長
株式会社マテリアル社長 細貝 淳一

長引く景気の低迷、産業構造の変化などにより中小企業の倒産が相次ぎました。日本を代表する中小企業の街・東京都大田区でも企業の数はピーク時の半分になっています。そんななか、1つの組織が立ち上がった。「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクト――。大田区の中小企業の力を結集してボブスレーを製造、冬季五輪への出場を目指す…。

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フロントランナーvol.37

“夢の車”の研究・開発が急加速!
自動運転は何を私たちにもたらすのか

同志社大学理工学部 教授 橋本 雅文

近年、自動車をめぐる最大の関心は省エネ・環境への対応でした。そこにいま、自動運転が加わろうとしています。ドライバーがハンドルを握らなくても走ってくれる“夢の車”――。究極ともいえる乗り物の研究・開発が急速に進んでいます。自動運転が実現すれば、交通事故の数は大幅に減少、渋滞も解消できるでしょう。しかし・・・。

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フロントランナーvol.36

遺伝科学を用いて「スーパーライス」を開発!
国際的な取り組みで飢餓に苦しむ人たちを救う

名古屋大学生物機能開発利用研究センター
教授 芦苅 基行

21世紀のいま、人類はさまざまな問題に直面しています。地球温暖化や過度の開発による環境破壊、電力などのエネルギー不足……。なかでも深刻なのが食料問題です。飢餓やそれに伴う病気で亡くなる人は、増加する可能性が高まっています。名古屋大学の芦苅先生は「食料科学」からその克服に挑戦。伝統的な育種という手法・・・。

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フロントランナーvol.35

あなたの内なる時計は“いま何時”?
病気とも関係する体内時計の不思議に迫る

山口大学時間学研究所 教授 明石 真

私たちは、地球の自転が生み出す「1日」という時間に合わせて生活しています。その一方で、そもそも体には時間を司る遺伝子があり、ほぼ正確に24時間のリズムが刻まれていることは意外と知られていません。それが「体内時計」――体内時計とは脳で感じる感覚などではなく遺伝子によってつくられる生体機能なのです・・・。

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フロントランナーvol.34(インタビュー・ムービー)

「誰もが宇宙にいける時代」に向けて
私たちにできること

宇宙飛行士 山崎 直子

毎年のように活躍が報じられるようになっている日本人宇宙飛行士。山崎直子さんもそんな宇宙飛行士のお一人で、2010年、スペースシャトルに搭乗、国際宇宙ステーションにも10日間、滞在されました。「宇宙飛行士になるためにはどんな勉強をすればいいの」「宇宙飛行士の試験って」「宇宙ステーションでの生活は」・・・

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フロントランナーVol.35

アイデア次第で可能性を広げる
モノづくりの“革新兵器”3Dプリンター

芝浦工業大学デザイン工学部 教授 安齋 正博

印刷するような感覚で立体物をつくることができる「3Dプリンター」に熱い視線が注がれています。家庭向けが登場したことによって、アイデア次第で誰もがメーカーになることも可能になりました。「モノづくり革新の秘密兵器」などと呼ばれるのは、そのためです。しかし、『未来型の装置』などではなく・・・。

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フロントランナーVol.33

細胞が自分を食べる「オートファジー」
病気にも深くかかわる生命現象の謎に迫る

大阪大学医学部 教授 吉森 保

iPS細胞などの再生医療と同様、世界中の研究者がしのぎを削る、ホットな研究分野「オートファジー」。日本語では「自食作用」と訳され、細胞の中で行われるリサイクル・システムを指します。がんやアルツハイマー病といった病気の解明・治療にもつながると期待され、その研究はノーベル賞級といわれ・・・。

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フロントランナーVol.32

環境浄化とリサイクルを革新する
古くて新しい「選鉱」技術

早稲田大学創造理工学部 准教授 所 千晴

さまざまな電化製品に満ち溢れ、世界中の人とのコミュニケーションまで容易になった現代社会。しかし、文明の発達は環境への負荷を伴います。また、近年はレアアースなど限られた資源の有効活用も問題となってきました。早稲田大学の所先生は、世界が抱える、この2つの難問の解決に取り組んでいます・・・。

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フロントランナーvol.31(インタビュー・ムービー)

ナスカの地上絵を「科学」する
-謎はどこまで解明されたのか

山形大学人文学部 教授 坂井 正人

(この記事は動画でご覧いただけます。30min)
ペルーの荒涼とした台地に広がるナスカの地上絵。サルやクモ、コンドルの模様が描かれた写真を、みなさんも見たことがあるでしょう。誰が何の目的で、またどうやって地上絵をつくったのか・・・。

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フロントランナーVol.30

右利きのヘビと左巻きのカタツムリ…
「右」と「左」から迫る生物進化の謎

京都大学白眉センター 特定助教 細 将貴

あなたは右利きですか? それとも、左利きですか? 多くの人は「私は右利きです」と答えることでしょう。日本に限らずどの国に行っても右利きの人が圧倒的多数を占めています。しかし、なぜ右利きが多いのか実はよくわかっていません。人間だけでなく動物にも右利き・左利きが・・・。

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フロントランナーvol.29

江戸の科学技術は世界水準!
ものづくり日本の原点を見直そう

国立科学博物館科学技術史グループ長 鈴木一義

かつて、日本の技術は「欧米のもの真似だ」と揶揄されていました。さらにいま、お家芸と呼ばれる産業が新興国の追い上げにあっています。自信をなくしつつある私たち日本人。しかし、その必要はまったくありません。なぜなら、日本の科学技術の底力にはすごいものがあるからです・・・。

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フロントランナーvol.28

世界最大の鳥・ダチョウがつくり出した
インフルエンザ・花粉症を撃退する“夢の抗体”

京都府立大学生命環境学部 教授 塚本 康浩

インフルエンザの季節がやってきました。しかし、そう遠くない将来、「インフルエンザが脅威ではなくなる日」が来るかもしれません――。京都府立大学の塚本教授は、ダチョウの卵でインフルエンザなどのウイルス抗体をつくる技術を開発。従来よりも効果的で格段に安くつくることができるそれは・・・。

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フロントランナーvol.27

宇宙ビジネスはもはや「夢」ではない!
世界初の人工衛星ベンチャーの挑戦

株式会社アクセルスペース社長 中村 友哉

宇宙をビジネスの場とする――そんな壮大な目標を掲げ、中村社長が仲間2人と「アクセルスペース」を起業したのは2008年のことでした。それから5年、2013年11月21日に同社が手がけた衛星が初めて宇宙に飛び出しました。世界初の人工衛星ベンチャーが成し遂げた快挙・・・。

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フロントランナーvol.26(インタビュー・ムービー)

世界は数学でできている!
物語でひも解く「数の世界」

サイエンスナビゲーター 桜井 進

(この記事は動画でご覧いただけます。35min)
「数学なんて嫌いだ!」「何の役に立つの、数学なんて?」と思っている人は、ちょっと待ってください。文明社会は数学なしでは存在しないし、そもそも生物の成り立ちも数学によるところがある・・・。

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フロントランナーvol.25

脳がだまされる!?
「錯視」の不思議を探ってみよう

立命館大学文学部 教授 北岡 明佳

2本の等しい長さの線の両端に、それぞれ矢印のようなものを、向きを変えて加える。すると、一方の線が長く見える――。こうした現象を「錯視」と呼びます。みなさんも一度は、経験したことがあるでしょう。普段はあまり気づくことがありませんが、錯視は日常生活でも頻繁に起こっています。同時に・・・。

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フロントランナーvol.24

ゴミをリサイクルし燃料に変身?!
「バイオコークス」がCO2を大幅削減する

近畿大学理工学部 准教授 井田 民男

【シリーズ「新しいエネルギー生産技術」②】
バイオマスという言葉をよく耳にするようになりました。「Bio(生物資源)」と「Mass(量)」を合わせた造語で、一般には「化石燃料を除いた生物由来のもの」という意味で使われています。現在、そのバイオマスをエネルギー資源として・・・。

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フロントランナーVol.23

水と光でつくる究極の新エネルギー
「人工光合成」が世界を救う

自然科学研究機構分子科学研究所 准教授 正岡 重行

【シリーズ「新しいエネルギー生産技術」①】
地球上の生き物で、植物しかもっていないもの。それは「自ら身体の材料をつくり出す」能力です。使うのは太陽エネルギー(光)と水、二酸化炭素。動物は、その植物が生み出したものを摂取し生命を維持しています・・・。

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フロントランナーVol.22

食料増産から新しい医薬品まで
植物工場が切り拓く私たちの未来

千葉大学園芸学部 教授 後藤 英司

サンドイッチ・チェーンが、店舗の中でLED照明を使って野菜の栽培を行っている。そんなニュースを見た人もいるでしょう。そう、あれが植物工場。水や温度、光などを管理し屋内の施設で野菜を育てるため、植物工場では1年中、収穫することができます・・・。

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フロントランナーVol.21

爆発だらけの星・太陽が地球に与える影響
~巨大フレアと地球“寒冷化”を考える

京都大学理学部 教授 柴田 一成

何十億年にわたって、私たちに恵みをもたらし続けている太陽。従来は「静かに光り輝く星」であると考えられていたのですが、近年の観測技術の向上と研究の進歩によって、そのイメージは一変しました。太陽はむしろ「激しく爆発を繰り返している星」であり、そのことが私たちの生活に・・・。

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フロントランナーVol.20

「面白いから売れる」の発想で
世界に認められる電気自動車を開発

グリーンロードモータース株式会社 社長 小間 裕康

技術力と価格競争力で欧米勢を凌駕した日本の車は、家電とならんで「日本経済の代名詞」でした。まさに、自動車大国ニッポン――。しかし、近年は新興国メーカーの台頭などから、かつての輝きを失いつつあります。そんな自動車業界にあって、京都に誕生したグリーンロードモータースは電気自動車・・・。

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フロントランナーVol.19

プリンと醤油でウニの味がする?!
味覚センサーで味の世界に科学のメスを入れる

九州大学工学部 教授 都甲 潔(とこう きよし)

「プリンに醤油をかけて食べるとウニの味がする」「ミカンの薄皮をむき醤油をつけたノリで巻いたらイクラの味に」――にわかには信じられないでしょうが、これらは九州大学の都甲(とこう)先生が開発した味覚センサーによって導き出された“同じ味”です・・・。

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フロントランナーVol.18

もうウナギは食べられない!?
謎多き生態の解明で食文化を守る

東京大学大気海洋研究所 准教授 青山 潤

「ウナギの値段が上がっている!」「気軽にウナギの蒲焼を食べることができなくなった」――みなさんも、このようなニュースを一度は聞いたことがあるでしょう。実際、うなぎは取れなくなっています。ニホンウナギにいたっては、この2月、絶滅危惧種の指定を受けたほど。なぜ、こんな事態に・・・。

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フロントランナーvol.17(インタビュー・ムービー)

私たちは一人ぼっちじゃない?!
地球の辺境から探る「宇宙生命の可能性」

広島大学生物生産学部 准教授 長沼 毅

(この記事は動画でご覧いただけます。30min)
長年、地球の生命は太陽の恵みを受けて誕生した奇跡の存在だと考えられてきました。しかし、地球の辺境と呼ばれる場所では、太陽の恵みとは別のシステムで生きている生物がいる。そのことが、近年の研究で明らかに・・・。

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フロントランナーVol.16

ミドリムシが食料・エネルギー問題を解決!
大量培養の成功で「夢」が現実に

株式会社ユーグレナ 社長 出雲 充

ミドリムシが地球を救う! そう聞いても多くの人は「?」マークが頭に点ることでしょう。しかし、決してこれは大袈裟なことではありません。ミドリムシは食料、エネルギー、環境など世界的な問題を解決するカギになると期待されています。わずか0.05ミリの小さな生物が秘めた驚くべき可能性・・・。

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フロントランナーVol.15

蚊が血を吸うメカニズムの解明から
世界で一番痛くない針の開発に挑戦

関西大学システム理工学部 教授 青柳 誠司

「病気になったら学校を休むことができるけど、チクッと痛い注射はイヤ! 痛くない注射針があったらいいのになぁ」。小さいころ、そんなふうに思った人は多いでしょう。しかし、針で刺す痛みをなくすことは容易ではない――。多くの人が解決を求めてやまない、この難問に挑戦している・・・。

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デジタルキャンパス(講義動画)vol.1

「光」が広げる最先端医療の世界

東北大学工学部准教授 片桐 崇史

(この記事は動画でご覧いただけます。40min)
光を利用して私たちの病気を治す――あまり知られていないことですが、光を使った技術は身近にあふれ、それなしには私たちの生活は成り立たなくなっています。本講義では、「光とは何か」から始まり、レーザーの技術・・・。

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フロントランナーVol.14

宇宙と地上とを安全に結ぶ宇宙エレベーター
SFの世界の乗り物が実現に向け動き出す

日本大学理工学部 教授 青木 義男

1961年4月、ソ連の宇宙飛行士・ガガーリンが初めて宇宙飛行を行いました。以来、半世紀以上が経過したものの、まだ私たちは安全に人やモノを宇宙空間に運べないでいます。宇宙には特別な訓練を受けた人でないと行くことができないし、そもそもロケットには爆発の危険が伴います。しかしいま・・・。

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フロントランナーvol.13(インタビュー・ムービー)

世界初! 小型ヒト型ロボットが宇宙に
開発者が語る「ロボットの未来と私たちの社会」

東京大学先端科学技術研究センター准教授
株式会社ロボ・ガレージ社長 高橋 智隆

(この記事は動画でご覧いただけます。30min)
2013年夏、小型のヒト型ロボットが国際宇宙ステーションに! 世界初の快挙で、ロボットクリエーターとして活躍する高橋智隆先生がロボットを制作を担当します。それはどのようなプロジェクトなのか・・・。

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フロントランナーVol.12

若返りの方法がここから見つかる!
不老不死の生物・べニクラゲがもつ驚異の力

京都大学フィールド科学教育研究センター
准教授 久保田 信

人類の永遠のテーマとされる「不老不死」。世界中に不老不死伝説が存在しますが、科学技術が進んだ現在でも、その夢は実現できていません。単細胞生物は分裂によって増えていくので、不老不死の存在といえますが、私たち人間を含む多細胞生物は性を獲得して以降、自分とまったく同じ・・・。

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フロントランナーVol.11

ウインクだけで操作可能な車椅子を開発
生体信号処理技術で未来を切り拓く

慶應義塾大学理工学部 准教授 満倉 靖恵

「信号」と聞いて、みんなは何を想像するでしょう。道路にある信号? 普通はそうですが、慶應義塾大学の満倉先生が研究対象とする信号は、それとは少し意味合いが異なります。実は、私たちの周りには信号や信号の処理技術があふれている。たとえばリモコンを使ってテレビのチャンネルを変えるのも・・・。

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フロントランナーVol.10

暮らしを守り、未来の社会と地球を救う
環境に優しいバイオマスプラスチックス

大阪大学工学部 教授 宇山 浩

プラスチックは、私たちの生活に欠くことのできない素材といって間違いないでしょう。しかし、その大事な素材がいま危機にさらされていることをご存じでしょうか? プラスチックは石油から作られます。そして、石油の量は無限ではありません。それほど遠くない将来に、私のまわりからプラスチックが姿を消す・・・。

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フロントランナーVol.9

なぜ人は眠るのか、夢はなぜ見るのか
謎だらけの睡眠の正体に最新科学で迫る

金沢大学医薬保健学域医学類 教授 桜井 武

なぜ、私たちは眠るのか? 夢にはどんな意味があるのか? 一生の3分の1もの時間を費やすのに、睡眠に関してはわからないことばかりです。科学的な研究が始まって80年以上経ったいまでも謎だらけ・・・。

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フロントランナーVol.8

防災シミュレーションの第一人者
バーチャルリアリティによる減災を目指す

中央大学理工学部 教授 樫山 和男

樫山先生の所属する中央大学都市環境学科は以前「土木工学科」という名称だった。みんなは、土木工学と聞いてどんなイメージを抱くでしょう? いつも作業着で土や木、鋼(はがね)、コンクリートを相手に実験を進める――。たしかに、そういう部分もありますが、樫山先生の研究内容はずいぶん異なっています・・・。

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フロントランナーvol.7(インタビュー・ムービー)

iPS細胞がわかる!
世界を驚かせた研究のいまと未来を探る

京都大学iPS細胞研究所 准教授 齊藤 博英

(この記事は動画でご覧いただけます。30min)
2012年、京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞しました。世界を驚かせたiPS細胞はどこがすごいのでしょう。また、どのように医療を変えると期待されているのか・・・。

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フロントランナーVol.6

ソーラーカーの世界大会5連覇の偉業を達成
研究・開発の成果を未来に活かす

東海大学工学部 教授 木村 英樹

2012年9月28日、南アフリカで実施された世界最長のソーラーカーレースで、東海大学チームがトップでゴールしました。この大会3連覇で、もう1つの世界大会であるオーストラリアでのレースも含め世界大会5連覇の快挙。「ソーラーカーには、私たちの未来に欠かせない技術がつまっている」…。

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フロントランナーVol.5

私たちの社会を変え、生活を豊かにする
“身につける(ウェアラブル)”コンピュータ

神戸大学工学部 教授 塚本 昌彦

人呼んで「ウェアラブルの伝道師」――。ウェアラブルとは「着用可能」という意味です。神戸大学の塚本先生は、近い将来、人々が小型のコンピュータやディスプレイを身につけ街を歩くようになる、と予言します。そんな時代が本当に来るのか、疑問を持つ人も多いでしょうが、決して大袈裟なことでは・・・。

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フロントランナーVol.4

最後の素粒子「ヒッグス粒子」の発見は
さまざまな謎の解明のスタート台

高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所 教授 野尻 美保子

2012年7月、スイスにある欧州合同原子核研究機関は「新しい素粒子を見つけた」と発表しました。長年、世界中の科学者が追い求めていた「神の粒子」=「ヒッグス粒子」と見られる新粒子の発見です。これによって、その存在を予言した科学者たちのノーベル賞受賞は確実とさえいわれています・・・。

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フロントランナーVol.3

生活と社会を激変させた青色LED
開発者のモットーは「人の役に立つ!」

名古屋大学工学部 教授 天野 浩

照明はじめさまざまな分野で活用されているLED(発光ダイオード)。なかでも、青色LEDは画期的な技術として知られ、それがなければスマートフォンなどは実現しなかったとさえいわれます。名古屋大学の天野教授は、この青色LEDの開発者の一人。ノーベル賞級といわれる技術は・・・。

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フロントランナーVol.2

進化するレスキューロボット
夢はロボットによる国際救助隊の実現

京都大学工学部 教授 松野 文俊

地震や火災、事故など災害現場で傷ついた人たちを救助するレスキュー隊。世界中で活躍しているが、“生身の人間”の力には限界があります。そこで、期待されるのが特殊な能力をもったロボット。レスキューロボット研究の第一人者・松野先生は、ロボットを中心とした現代版「サンダーバード」・・・。

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フロントランナーVol.1

動物の遺体を解剖して見えてくる
生命の謎・進化の不思議

東京大学総合研究博物館 教授 遠藤 秀紀

動物の遺体を集め、解剖・観察・分析し、知の財産として未来に引継ぐ「遺体科学」。その提唱者である東京大学の遠藤教授は、私たちの身近な動物からゾウやキリン、サイまで、何万点にものぼる動物の遺体と向き合ってきました。人呼んで「解剖男」。世界で初めてパンダの手の7本目の指を発見した・・・。

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