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暮らしを守り、未来の社会と地球を救う
環境に優しいバイオマスプラスチックス
大阪大学工学部 教授 宇山 浩
プラスチックは、私たちの生活に欠くことのできない素材といって間違いないでしょう。しかし、その大事な素材がいま危機にさらされていることをご存じでしょうか? プラスチックは石油から作られます。そして、石油の量は無限ではありません。それほど遠くない将来に、私のまわりからプラスチックが姿を消すかもしれない・・・・・・。大阪大学の宇山先生は、石油以外のものからプラスチックを作り出す研究の第一人者です。バイオマスをキーワードに、新しいプラスチックの開発に取り組んでいます。地球温暖化など私たちの将来にも大きくかかわってくる、バイオマスプラスチック研究の最前線を見ていきましょう。
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ソーラーカーの世界大会5連覇の偉業を達成
研究・開発の成果を未来に活かす
東海大学工学部 教授 木村 英樹
2012年9月28日、南アフリカで実施された世界最長のソーラーカーレースで、東海大学チームがトップでゴールしました。この大会3連覇で、もう1つの世界大会であるオーストラリアでのレースも含め世界大会5連覇の快挙。「ソーラーカーには、私たちの未来に欠かせない技術がつまっている」とチームを率いる木村教授は話します。地球温暖化やエネルギー問題が叫ばれるいま、果たして、ソーラーカーの研究・開発にはどのような意義があるのでしょう。
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私たちの社会を変え、生活を豊かにする
“身につける(ウェアラブル)”コンピュータ
神戸大学工学部 教授 塚本 昌彦
人呼んで「ウェアラブルの伝道師」――。ウェアラブルとは「着用可能」という意味です。神戸大学の塚本先生は、近い将来、人々が小型のコンピュータやディスプレイを身につけ街を歩くようになる、と予言します。そんな時代が本当に来るのか、疑問を持つ人も多いでしょうが、決して大袈裟なことではありません。コンピュータの小型化は、私たちの想像を超えてはるかに進み、着実に生活を変えているのです。果たして、コンピュータはどこまで進化するのでしょう。
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生活と社会を激変させた青色LED
開発者のモットーは「人の役に立つ!」
名古屋大学工学部 教授 天野 浩
照明はじめさまざまな分野で活用されているLED(発光ダイオード)。なかでも、青色LEDは画期的な技術として知られ、それがなければスマートフォンなどは実現しなかったとさえいわれます。名古屋大学の天野教授は、この青色LEDの開発者の一人。ノーベル賞級といわれる技術はどのようにして生まれたのか。どんな苦労があったのか。困難を突破する要因とともに、LED技術のこれからについて、天野教授と探ってみました。(12年10月の記事。ぜひ、ご覧ください)
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進化するレスキューロボット
夢はロボットによる国際救助隊の実現
京都大学工学部 教授 松野 文俊
地震や火災、事故など災害現場で傷ついた人たちを救助するレスキュー隊。世界中で活躍しているが、“生身の人間”の力には限界があります。そこで、期待されるのが特殊な能力をもったロボット。レスキューロボット研究の第一人者・松野先生は、ロボットを中心とした現代版「サンダーバード」創設の夢を描いています。まだまだ実用化の段階にはないものの、一歩一歩進歩を遂げるレスキューロボットの最前線を松野教授に聞きました。