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2014-04-14

フロントランナー

遺伝科学を用いて「スーパーライス」を開発!
国際的な取り組みで飢餓に苦しむ人たちを救う

名古屋大学生物機能開発利用研究センター
教授 芦苅 基行

21世紀のいま、人類はさまざまな問題に直面しています。地球温暖化や過度の開発による環境破壊、電力などのエネルギー不足……。なかでも深刻なのが食料問題です。飢餓やそれに伴う病気で亡くなる人は、増加する可能性が高まっています。名古屋大学の芦苅先生は「食料科学」からその克服に挑戦。伝統的な育種という手法と、最新の遺伝科学(分子生物学)を組み合わせた食料増産法を開発しました。研究成果を武器にたった一人で立ち上げたプロジェクトは、さまざまな機関を巻き込み、国際的な取り組みに成長しつつあります。

2013-02-05

「超教養講座」アーカイブ

驚異の新素材“カーボンナノチューブ”~その発見から最先端の研究現場まで

名古屋大学理学部 篠原 久典 教授

カーボンナノチューブという物質をご存知でしょうか? その名のとおり炭素でできた直径「数ナノ」メートルの筒状の物質。ナノとは10億分の1のことを指します。実は、この極小の物質がものすごい能力を秘めています。まず「細くて軽い」。次に「強いうえにしなやか」。他の物質にはない電気的・磁気的特性も持ちます。そのため、「脅威の新物質」とも呼ばれています。ノーベル賞級といわれるこの物質の発見は、どのように私たちの生活を変えたのか。名古屋大学の篠原教授に解説いただきました。

2012-10-01

フロントランナー

生活と社会を激変させた青色LED
開発者のモットーは「人の役に立つ!」

名古屋大学工学部 教授 天野 浩

照明はじめさまざまな分野で活用されているLED(発光ダイオード)。なかでも、青色LEDは画期的な技術として知られ、それがなければスマートフォンなどは実現しなかったとさえいわれます。名古屋大学の天野教授は、この青色LEDの開発者の一人。ノーベル賞級といわれる技術はどのようにして生まれたのか。どんな苦労があったのか。困難を突破する要因とともに、LED技術のこれからについて、天野教授と探ってみました。(12年10月の記事。ぜひ、ご覧ください)