タグ:近畿大学
2015-02-03

フロントランナー

困難だからこそ挑戦する意義がある!
クローン技術でマンモスを現代に蘇らせる

近畿大学先端技術総合研究所 教授 加藤 博己

約40億年前に地球に生命が出現して以降、数多くの種が誕生し姿を消しました。みなさんは、それら絶滅してしまった生物の「生きた姿」を見たいと思ったことはありませんか? たとえば、マンモスはどうでしょう。実は、この有名だが謎の多い動物を現代に蘇らせる計画が近畿大学で進められています。シベリアの永久凍土で見つかったマンモスから細胞核を取り出し、「クローン」を生み出そうというプロジェクトです。映画『ジュラシック・パーク』さながらの取り組みは、何を私たちにもたらしてくれるのでしょう。

2014-07-23

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食べるだけで運動したと同様の効果が!?
“梅”果実がもつ驚くべきパワーに迫る

近畿大学生物理工学部 准教授 白木 琢磨

人間は誰しも、健康で元気に、そして美しくありたいと願っています。そのためには、食べるものに気を配り適度な運動を行う必要があるのですが、忙しい現代人は偏った食生活や運動不足に陥りがち。とくに運動不足は、中高年とって深刻な問題になっています。そんななか、近畿大学の白木先生は食べるだけで運動と同じ作用をもたらす食品を発見しました。なんと、それは梅! 梅果実の中のある成分により筋肉の質が変わって運動模倣作用をもたらす、といいます。夢のような研究とは果たして……。

2013-10-02

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ゴミをリサイクルし燃料に変身?!
「バイオコークス」がCO2を大幅削減する

近畿大学理工学部 准教授 井田 民男

【シリーズ「新しいエネルギー生産技術」②】
バイオマスという言葉をよく耳にするようになりました。「Bio(生物資源)」と「Mass(量)」を合わせた造語で、一般には「化石燃料を除いた生物由来のもの」という意味で使われています。現在、そのバイオマスをエネルギー資源として活用する動きがさかん。なかでも、近畿大学の井田先生は石炭コークスに替わる、利用価値の低いバイオマスを原料にした燃料の開発に取り組んでいます。「日本が排出するCO2の2%を削減できる」という、その研究の魅力に迫ってみましょう。