タグ:分子生物学
2014-04-14

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遺伝科学を用いて「スーパーライス」を開発!
国際的な取り組みで飢餓に苦しむ人たちを救う

名古屋大学生物機能開発利用研究センター
教授 芦苅 基行

21世紀のいま、人類はさまざまな問題に直面しています。地球温暖化や過度の開発による環境破壊、電力などのエネルギー不足……。なかでも深刻なのが食料問題です。飢餓やそれに伴う病気で亡くなる人は、増加する可能性が高まっています。名古屋大学の芦苅先生は「食料科学」からその克服に挑戦。伝統的な育種という手法と、最新の遺伝科学(分子生物学)を組み合わせた食料増産法を開発しました。研究成果を武器にたった一人で立ち上げたプロジェクトは、さまざまな機関を巻き込み、国際的な取り組みに成長しつつあります。