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2014-02-17
フロントランナー
細胞が自分を食べる「オートファジー」
病気にも深くかかわる生命現象の謎に迫る
大阪大学医学部 教授 吉森 保
iPS細胞などの再生医療と同様、世界中の研究者がしのぎを削る、ホットな研究分野「オートファジー」。日本語では「自食作用」と訳され、細胞の中で行われるリサイクル・システムを指します。がんやアルツハイマー病といった病気の解明・治療にもつながると期待され、その研究はノーベル賞級といわれるほど。しかも、リードしているのは日本の研究者たちです。大阪大学の吉森先生もその一人。吉森先生と一緒に、さまざまな生物に共通した「根源的な生命現象」の謎に迫ってみましょう。