• 2013-04-30

(2010年3月に「高校生のための『超』教養講座」において、公開を始めた人気授業です)

ロボットで探る人間の不思議~ロボカップから認知発達ロボティクスへ

大阪大学工学部 教授 浅田 稔

1953年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修了。82年、大阪大学基礎工学部助手。89年、工学部助教授。95年、教授に就任。認知・知能ロボットの世界的権威。08年まで、ロボカップ国際委員会のプレジデントを務める。

21世紀は「ロボットの世紀」とも言われます。現在、そのロボットの研究で世界の最先端を走るのが日本。日本では世界で稀に見るロボット大国なのです。そんななか、知能ロボット、認知ロボットと呼ばれる分野で活躍するのが大阪大学の浅田先生。人間学とロボット工学を融合した「ヒューマノイド・サイエンス」の提唱者としても知られています。果たして、ロボットはどこまで進化したのでしょう。浅田先生のグループが開発した学習し成長する「ヒューマノイド・ロボット」などを例に、人間の不思議とロボットの未来を探ります。

第1章 ロボットとは何か?

第2章 ロボカップで競われている技術

第3章 ロボットを通じた人間理解

第4章 必要なのはロボットの”母親”役

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