2012-10-02

科学部探訪

モットーは「科学の面白さを自分たちで探してみる」

西大和学園高校科学部

全国にある科学部を訪問し、そのユニークな活動を紹介する「科学部探訪」。その第1回は、奈良県河合町にある西大和学園高校科学部です。同校科学部のモットーは、「科学の本当の面白さを自分たちで探してみる」。基礎も大事にしながら、新しいことに挑戦する。そして、科学の楽しさを多くの人に伝える――。彼らの活動は多方面にわたっています。

2012-10-01

フロントランナー

生活と社会を激変させた青色LED
開発者のモットーは「人の役に立つ!」

名古屋大学工学部 教授 天野 浩

照明はじめさまざまな分野で活用されているLED(発光ダイオード)。なかでも、青色LEDは画期的な技術として知られ、それがなければスマートフォンなどは実現しなかったとさえいわれます。名古屋大学の天野教授は、この青色LEDの開発者の一人。ノーベル賞級といわれる技術はどのようにして生まれたのか。どんな苦労があったのか。困難を突破する要因とともに、LED技術のこれからについて、天野教授と探ってみました。(12年10月の記事。ぜひ、ご覧ください)

2012-09-28


フロントランナー

進化するレスキューロボット
夢はロボットによる国際救助隊の実現

京都大学工学部 教授 松野 文俊

地震や火災、事故など災害現場で傷ついた人たちを救助するレスキュー隊。世界中で活躍しているが、“生身の人間”の力には限界があります。そこで、期待されるのが特殊な能力をもったロボット。レスキューロボット研究の第一人者・松野先生は、ロボットを中心とした現代版「サンダーバード」創設の夢を描いています。まだまだ実用化の段階にはないものの、一歩一歩進歩を遂げるレスキューロボットの最前線を松野教授に聞きました。

2012-09-27

フロントランナー

動物の遺体を解剖して見えてくる
生命の謎・進化の不思議

東京大学総合研究博物館 教授 遠藤 秀紀

動物の遺体を集め、解剖・観察・分析し、知の財産として未来に引継ぐ「遺体科学」。その提唱者である東京大学の遠藤教授は、私たちの身近な動物からゾウやキリン、サイまで、何万点にものぼる動物の遺体と向き合ってきました。人呼んで「解剖男」。世界で初めてパンダの手の7本目の指を発見したのも遠藤教授です。「動物遺体には、生き物の身体の秘密だけでなく、生命進化の謎も詰まっている」と語る遠藤教授が目指すものは何か。

2012-09-20

「超教養講座」アーカイブ

惑星学最前線・系外惑星の謎に迫る~宇宙は惑星であふれている

東京工業大学理学部 教授 井田 茂

私たちは、宇宙には恒星があり、惑星が回っているのは当たり前と考えていますが、惑星の存在が証明されたのは十数年前でしかありません。しかも、発見された多くの惑星は太陽系の惑星たちとは違った姿をしていました。本講義では、これら天文学・惑星学のホットな話題を、最新の研究成果もまじえながら、わかりやすく解説します。そして、最後は「宇宙人は存在するのか?」について。結論を先取りすれば、生命がいる可能性が高いことがわかってきました。